コピー&貼り付けを使ってみよう

STEP 06 コピー&貼り付けを使ってみよう
〜同じ内容をコピーして、表づくりを少しラクにします〜

第1章 スプレッドシートを触ってみる / 目安15分

コピー&貼り付けを使ってみよう|STEP06

スプレッドシートで表を作っていると、「同じ文字を何度も入力するのは面倒だな」と思うことがあります。

たとえば、商品のカテゴリがすべて「くだもの」なら、毎回「くだもの」と入力するより、1回入力したものをコピーできると便利です。

今回は、コピー&貼り付けのやり方(基本)と、ドラッグするだけで同じ内容をコピーできる「オートフィル」を使ってみます。

今日のゴール

  • セルの内容をコピーして、別のセルに貼り付ける
  • 複数のセルをまとめてコピーする
  • オートフィルで、同じ内容を下のセルへコピーする

数字を「1、2、3…」と自動で増やす使い方は、今回は扱いません。まずは同じ内容をコピーする方法を覚えましょう。

今回も、STEP05で作った商品表を使います。いまは、こんな状態です。

A 商品名B カテゴリC 在庫数D 単価
2りんごくだもの10120
3バナナくだもの580
4みかんくだもの8100

この表に、新しい商品を追加しながら、コピーの練習をしてみます。

① セルをコピーして貼り付ける

まずは、セル1つ分の内容をコピーしてみましょう。

  1. A2(「りんご」のセル)をクリックする
  2. コピーする → Ctrl+C(Macは ⌘+C
  3. 貼り付け先のA5をクリックする
  4. 貼り付ける → Ctrl+V(Macは ⌘+V

すると、A5に「りんご」と表示されます。同じ内容を もう一度入力しなくても貼り付けられました。

※コピーすると、そのセルのまわりに点線の枠が出ます。「このセルをコピーしています」という目印です。

A2「りんご」をコピーして、まわりに点線の枠が出ている画面
コピーすると、点線の枠が出ます

※コピー&貼り付けでは、文字や数字だけでなく、色などの書式も一緒に(そのまま)コピーされます。

A 商品名B カテゴリC 在庫数D 単価
2りんごくだもの10120
3バナナくだもの580
4みかんくだもの8100
5りんご

右クリックでもできます

コピー&貼り付けは、キーボードだけでなく、右クリックでもできます。

セルを右クリックしたメニュー。コピー・貼り付け・特殊貼り付けがある
右クリックのメニューからも「コピー」「貼り付け」ができます

キーボード操作に慣れないうちは、右クリックから操作しても大丈夫です。

※ここで説明しているのはセル(マス目)のコピーです。シート(下のタブ)ごと丸ごとコピーする方法は、あとのSTEP10「シートを追加・名前変更する」で扱います。

② 複数のセルをまとめてコピーする

次は、セルを1つではなく、複数まとめてコピーしてみます。商品名・カテゴリ・在庫数・単価を いっぺんに別の場所へコピーできます。

  1. A2からD2までをマウスでドラッグして選ぶ(りんごの1行ぶん)
  2. コピーする → Ctrl+C(Macは ⌘+C
  3. 貼り付け先のA6をクリックする
  4. 貼り付ける → Ctrl+V(Macは ⌘+V

すると、A6からD6まで、4つのセルがまとめて貼り付けられます。1つずつコピーしなくても、範囲を選べばいっぺんにコピーできるんですね。

A 商品名B カテゴリC 在庫数D 単価
2りんごくだもの10120
3バナナくだもの580
4みかんくだもの8100
5りんご
6りんごくだもの10120

※貼り付け先にすでに文字や数字が入っていると、コピーした内容で上書きされます。大切なデータの場所に貼るときは、貼り付け先を確認してから操作しましょう。

※上書きしたくない・間に入れたいときは、先にSTEP05の「行を挿入」空の行を作ってから貼り付けます(コピーしたものを間に差し込めます)。

練習で貼ったデータを消しておく(削除のおさらい)

次の③に進む前に、練習で貼り付けた5行目と6行目をまっさらに戻しておきましょう(STEP05でやった、削除のおさらいです)。

  1. 5行目と6行目を選ぶ(行番号「5」から「6」までドラッグ)
  2. Deleteキーで中身を消す(行番号を右クリック →「行を削除」でもOK)

これで、表がりんご・バナナ・みかんの3行に戻りました。

セルの右下にある小さい青い丸、見つけた? ここをドラッグするのがオートフィルだよ。

③ オートフィルで同じ内容をコピーする

ここからは、もう1つのコピー方法を使います。コピーには、

があります。この2つ目がオートフィルです。すぐ下で、実際にやってみましょう。

新しい商品「ぶどう」を足して、カテゴリの「くだもの」をコピーする

空いた5行目に、新しい商品を足します。まず A5 に「ぶどう」と入力します。カテゴリ(B5)は、すぐ上の「みかん」と同じ「くだもの」ですね。ここで、もう一度入力せず、オートフィルでコピーしてみましょう。

  1. すぐ上の B4(みかんの「くだもの」)をクリックする → セルの右下に小さな青い丸(点)が出ます
  2. その青い丸(点)にマウスを合わせると、カーソルが「+」(十字)に変わります
  3. その状態のまま、B5まで下へドラッグする
セルの右下に出る、フィルハンドル(小さな青い点)の拡大
これが右下の「青い点」(フィルハンドル)です
青い点にマウスを合わせて、カーソルが+(十字)に変わった画面
B4の青い点を B5まで下へドラッグします

すると、B5に「くだもの」がコピーされ、ぶどうのカテゴリが入りました。もう一度入力しなくても、すぐ上のセルからコピーできるんですね。

ぶどうのカテゴリ(B5)に「くだもの」が入った画面
ぶどうのカテゴリに「くだもの」が入りました
B カテゴリ
4くだもの
5くだもの ← コピーされた

表は、こうなりました(ぶどうのカテゴリに「くだもの」が入りました)。

A 商品名B カテゴリC 在庫数D 単価
2りんごくだもの10120
3バナナくだもの580
4みかんくだもの8100
5ぶどうくだもの

オートフィルで覚えること

今回のオートフィルは、同じ内容を 隣のセルへコピーする方法です。「くだもの」と入れたセルを下へドラッグすると、「くだもの」「くだもの」…と同じ内容が続きます。
※数字を自動で増やしたり(1・2・3…)、曜日を続けたり(月・火・水…)する使い方もありますが、今回はまだ扱いません。まずは「同じ内容をコピーする」方法を覚えました。

📱 スマホの場合

スマホ(携帯・スマートフォン)には、Ctrl+C や右クリックがありません。かわりに、セルをタップすると上に出るバーを使います(STEP05で見た、あのバーです。くわしくはこちら)。方法は2つあります。

① コピー&貼り付け

コピーしたいセルをタップ →「コピー」。貼り付け先のセルをタップ →「貼り付け」。

スマホで、貼り付け先のセルをタップし、バーの「貼り付け」を選ぶ画面
コピーしたあと、入れたいセルで「貼り付け」を選びます

② オートフィル(自動入力)

コピーは要りません。そろえたい範囲を選び(例:B4からB5まで)、バーを右端の「>」で送ると「自動入力」が出ます。タップすると、同じ内容がそろいます。

スマホで範囲を選び、バーを送ると「自動入力」が出ている画面
「>」で送ると「自動入力」が出てきます

※たくさんのセルにまとめて貼りたいときは、貼り付け先の範囲を選んでから「貼り付け」を使います。

コピー・貼り付けがうまくいかないとき

「コピーできない」「貼り付けできない」と感じたときは、次を確かめてみてください。

今日わかったこと

方法内容
コピー&貼り付けコピー(Ctrl+C)→ 貼り付け先を選ぶ → 貼り付け(Ctrl+V)。Macは⌘
まとめてコピー範囲をドラッグで選べば、複数のセルを一度にコピーできる
右クリックでも右クリック →「コピー」「貼り付け」でも操作できる
オートフィルセル右下の小さな青い丸(点)をドラッグ → 同じ内容を下へコピー
上書きに注意貼り付け先にデータがあると、上書きされる

今日の練習

習ったコピー&貼り付けとオートフィルを使って、6番目の商品「レモン」を追加してみましょう。

① 商品を追加する

A6に「レモン」と入力する。

② カテゴリ(コピー&貼り付け)

B5「くだもの」をCtrl+Cでコピー → B6に貼り付け(Macは⌘+C/⌘+V)。

③ 在庫数・単価(オートフィル)

C4・D4(みかんの「8」「100」)を選び、右下の青い点をC6・D6まで下へドラッグ。ぶどうとレモンに「8」「100」が入ります。

これで、表はこうなりました。

商品名カテゴリ在庫数単価
りんごくだもの10120
バナナくだもの580
みかんくだもの8100
ぶどうくだもの8100
レモンくだもの8100
りんご・バナナ・みかん・ぶどう・レモンの5商品がそろった表
今日の終わりの表(5つの商品がそろいました)

この表ができたら、STEP06はクリアです。おつかれさまでした。次回は、この5つの商品の表で続けます。

まとめ

今回は、コピー&貼り付けオートフィルを使ってみました。コピー&貼り付けは、セル1つでも、複数のセルでも、まとめてコピーできます。オートフィルは、セル右下の小さな青い丸(点)をドラッグするだけで、同じ内容を下のセルへコピーできました。

同じ文字を何度も入力しなくてよくなると、表づくりが少しラクになります。まずは「同じ内容を入力したいときは、コピーできないか考えてみる」ことから始めてみましょう。

次のステップ

次回は、セルの中で改行する方法を学びます。Enterを押しても改行できないところから始めて、パソコンとスマホ、それぞれのやり方を見ていきます。次回も、15分だけ一緒にやってみましょう。

シトロンただいま旅の途中(経理の計算ツール集)